とても自然にプログラミングの学習をはじめて、抵抗なくコードが読めるようになる本です。
この本はなるほどといいますか、プログラムを書いている人は大体そうだと思いますが、コードを読むときはそれを無意識に文章のように頭の中では読んでますよね、きっと。
それを明示的にコードに「ふりがな」を振ることで、はじめてプログラミングを学習する人でもコードを読んで理解する本です。
こうすることで、はじめてプログラミングを学習する人はコードが暗号や記号のような特別なものではなく、書いていることを読んで理解することができるようになります。
この方が頭に入りやすいし覚えやすいと思います。
なぜ今までなかったのかと思わせる本です。
プログラミングに触れたことのない全くはじめての人にいい本だと思います。
内容の一部だけ紹介します。
コードとその読み下し文を記載して「このコードはこう読む」と解説しています。
プログラミングがはじめての人は言語仕様を覚えるための学習よりも、プログラムはどうやって読むのかを知ることで同時にその言語の書き方などの特徴も把握できるようになります。
この本はPythonの基本について書かれています。
これだけでPythonで何かを作る体験はできませんが、これをきっかけにPythonの入口に入って、後に他の書籍を読んでも挫折するのを回避できると思います。
プログラミング学習全体に言えることですが、Pythonなどどれか1つの言語を学習するとプログラミング全般に共通するコツや考え方も理解できるようになります。
そうすると、他の言語を学習することがあってもはじめての時とは違ってスムーズに早く学習することができます。この本はそのきっかけにもなります。
なのでプログラミングをちょっと体験してみたい人にもおすすめの本となります。