MicrosoftがExcelに「Python」を搭載するかを検討しているそうだ。そうなればPythonを使った開発者がもっと増えるかも!?
Excelに「Python」搭載を検討
Microsoftは12月15日(米国時間)からExcel’s Suggestion Boxサイト でPythonをどのように使いたいかなどのアンケート を実施しています。
状況によっては次期Excelの機能に搭載されるかもしれません。
もし興味があればアンケートに回答してもいいかもしれません。
アンケートの詳細は以下の参考記事を参照してください。
PythonとExcelの用途
Pythonは最近ではデータ分析や機械学習などの分野で幅広く使われていることを耳にします。
Pythonの特徴として、構造が簡潔で予約語も少なく直感的に理解しやすい言語で、どのプラットフォームでも動作できるスクリプト言語です。
そして、各種ライブラリも豊富にあります。
データを扱うプログラムを書きやすいということを聞くこともあります。
こういった理由でデータ分析や機械学習の分野で使われているのだと思います。
またWebアプリの作成にも使われていて、有名なところだとYoutube、Instagram、DropboxがPythonで作られています。
Excelはおなじみなクライアントアプリケーションで、様々な人が様々な用途で利用しているかと思います。
各種データをシートに整理して、視覚的に分かるようグラフなどを作成している人もいると思います。
そういった用途でデータ分析分野も幅広くExcelが使われているのだと思います。
ただ、Excelはクライアントアプリなので、オンラインで直接操作するように設計されていません。
最近では、オンラインでネットワークに繋がっていればどこからでも、どの端末を使っても利用できるのでGoogleスプレッドシートを使うケースもあるかと思います。
そして、GoogleスプレッドシートはGoogle Apps Script(GAS)を使って、自動化などの様々な処理をシートに組み込むことができます。
ExcelもVisual Basic for Application(VBA)を使って処理を組み込むことができますが、クライアントアプリなのでオンラインで操作するようには設計されていません。
何ができるようになるの?
ExcelにPythonが搭載されれば何ができるようになるのか具体的な内容を記述している記事が見当たりませんでした。
なのでこれから書くことはあくまで想像になります。
PythonとExcelの用途を考えると、Excelでデータ分析するときの各種処理をPythonで実施したいニーズがあるのではと思います。
なぜ既存のVBAでなくPythonかというと、データ分析に関する処理系統や各種ライブラリはすでにPythonで作成されているものがあるからかと思います。
すでに一部では工夫してExcelと連携しているケースもあると思います。
直接PythonプログラムをExcelに組み込むことができれば、より一層様々なことができるような気がします。
それに加えて、Googleスプレッドシートのようにオンラインでも利用できれば尚需要があるのではないでしょうか。
最後に
時間が経過するにつれてPythonの需要が高まっているように思います。
これからプログラミング言語を学習しはじめたいが、どの言語にすべきか迷っている場合は将来的なことを考えるとPythonは1つの選択肢になると思います。
「ビズリーチ」が運営している求人検索エンジンの「スタンバイ」調べによるランキングによると2017年はPythonが2位にきています。
これはあくまで参考なのですが、需要があるのにエンジニアが少ないことが理由の1つとして考えられると思います。
Pythonは幅広く活用できるので学習していて損はないでしょう。
プログラミング言語別平均年収ランキング2017
https://jp.stanby.com/media/programming_ranking2017/